絵本~ガーコの話~
本当にあった、幼稚園での話。
なるちゃんが、近所の幼稚園に行くことになりました。
生まれて初めて、ママと離れる生活をおくります。

ワクワクしながら、
門を通って最初に迎えてくれたのは
優しい園長先生。
「よろしくね~」
入園式も終わり、初めて園内を歩いて
なるちゃんは、驚きました。
滑り台を、大きなアヒルが滑っていました。

黒くて大きなアヒルは、園児を見ると
立ち止まり、にらめつけると「ガコっ!」と鳴きました。

園長先生は
「ちょっと、いたずらっコだけど、すぐ仲良くなれるわ」
笑って、なるちゃんたちに言いました。
名まえは「ガーコ」
とてもかわいい…とはいいがたい。
なるちゃんたちは、思いました。

近づこうとすれば、容赦なく乱暴をされ、

その日の機嫌次第で、つついたり
追っかけまわされたり、
見た目通りの、乱暴者でした。
いつも、ガーコの機嫌を
うかがわなくてはいけませんでした。

他の動物たちのエサも取ったりするので
園内の動物たちも近寄ろうとしません。

とにかく、にらまれたら怖いガーコ。
誰も逆らえませんでした。

でも、ある日から人気者に。

それは、幼稚園に入ってきた不審者を
捕まえたから。

「ガア~!ガア~!ガ~ア!」
突いて、噛みついて、踏みつけて。

ガーコは、スーパースターになり
みんな、ガーコを見直しました。

だから、それ以来 多少のいたずらは、
みんなが ガマンをすることにしました。

園庭で遊ぶのにも、相変わらず 気が抜けない。
歯がないのに、噛みつかれたら
本当に痛いから。

とりあえず、なるちゃんたちは、
ガーコとは、目をあわせないように
気を付けて幼稚園で遊んでいました。
卒園するときは、とてもうれしかったと、
なるちゃんは、思いを振り返り話してくれました。
<おしまい>
なるちゃんの、絵本はこちらにも。↓
よかったら、ご覧下さいませ。
http://pocket.jp/?p=2907
ご覧くださり、ありがとうございました。

